VOICE / LESSON 01
歌うときは息を鼻、口どっちから吸う?それぞれのメリットデメリット(歌唱時の呼吸法Vol1)
今回は生徒様からの質問で多く寄せられる歌唱時の呼吸法について解説します。
呼吸は歌う上で特に大切な項目の一つです。
呼吸が上手くできないと思うように歌うことは困難です。
是非この機会に呼吸を意識してみてください。
まず声を出すまでの流れを見てみましょう。
呼吸→声帯振動→声帯→共鳴→発音器官→完成した声
という流れで実際に我々が耳にする声が完成します。
呼吸は上の流れからも分かるように、声を出すためのきっかけとなる動作です。
すなわちここで躓いてしまうと正しく歌えないということになります。
まず呼吸をする上で"息を吸う"という動作があります。
"息を吸う"ことを考えたときに、まず悩むのは
口と鼻、どちらで吸うべきなのか!?
答えは、鼻です。
厳密に言うと鼻をメインに足りなければ口から足す、といった感じになります。
しかし、両方を使って空気を取り入れるのは、なかなかハードルが高いので、まずはシンプルに鼻から吸うことを心がけましょう。
肝心な理由ですが。
鼻には"甲介骨"と言うフィルターのようなものがあり、そこを通過する際に吸い込んだ空気に湿気を与えます。
反対に口から吸う場合は直接声帯へ空気が届くため、声帯が乾燥してしまいます。
ただし口から息を吸うと短い時間で多くの息を取り入れることができる。
声帯は常に適度な湿度が必要です。乾燥は声帯の寿命を縮めます。
その為、鼻から吸うことで湿度を保ちやすしましょう。
しかし、鼻に比べて口の方が多くの息を取り込みやすいという利点があります。
ただし多くの場合は鼻から吸う息のみで十分に歌唱は可能です。
以上の点を踏まえて↓
歌唱中、鼻から吸うことで息が続かなくなることはほとんどないので、基本は鼻のみで吸う。
しかし、稀に長いパッセージで足りなくなることがある。その際は口からも同時に息を吸うことで解決する。
上級者には"まとめ”をお勧めしますが、初心者には"鼻から吸う"方法を推奨します。
理由としては、やはりシンプルでありすぐに取り入れやすいことと、通常の曲であればなかなか息が足りなくなることは少ないからです。
今回は歌唱時の呼吸法Vo1ということで空気をとい入れる際に使う器官について解説しました。
Vo2では胸式呼吸と腹式呼吸の違い。
さらにどちらが歌唱に向いているのかを解説したいと思います。